大田区大森のもも矯正歯科 院長の桃沢です。
2月19日にスピード矯正研究会の定例会に出席しました。
通例は、スピード矯正や歯の移動のバイオロジーに関する最新の論文を抄読しています。
今回は、台湾矯正学会の顧問で台北医科大学矯正学科教授の蔡先生をお招きし、スピード矯正に関する講演をして頂きました。
蔡先生は、台北医科大学を卒業後、広島大学へ留学され、日本歯科医師免許も取得されておられます。
広島大学で助手になられ、その後台北に戻られ、現在に至られております。
台北医科大学でのスピード矯正に関するコルチシジョンとマイクロパーフォレーションの研究と臨床について、拝聴いたしました。
日本の矯正学会では、この分野のテーマが取り上げられる機会が少ないため、国内でこうのような講演を受けられることはとても貴重です。
懇親会では、研究会の先生を交えてのディスカッションもとても勉強になりました。
また、研究会の先生のスピード矯正に関する研究がアメリカの矯正学会誌に掲載されることになったとの本当に喜ばしい報告もありました。
スピード矯正研究会の会員数は決して多くはありませんが、全員が向学心に溢れ、科学的な根拠に基づき臨床を行うことに真摯に取り組んでいます。
そうした中で、グローバルに研究でも活躍される先生がおられることはとても誇らしく思います。
素晴らしい同志の中で刺激を受け合い、研鑽を積める環境に感謝しています。