矯正治療について 診断編②
2011.10.29更新
みなさんこんにちは、Drももです^^
気が付けば10月も終わり、肌寒くなって参りました。
我が家では、部屋着の定番、、ユニクロフリースが遂に登場しました^|^
これが出てくると・・、もうそんな季節かぁとしみじみ実感。。
なかなか温かくて、重宝しております。
CMでは、遂にダウンも・・・
さて、前回の診断編①から随分と時間が経ってしまったのですが、、
診断編②です。
当院で行っている3Dシミュレーションについてお話しします。
(これまでの流れはカテゴリの”矯正治療について”より確認下さい。)
前回、患者様によっては、幾つかの治療方法の選択肢があることをご説明いたしました。
また、その決定が矯正治療を行う上で最も大事な事であることも説明致しました。
治療方法それぞれの治療後の状態の違いやメリット・デメリットの違いをよく理解しておかないと治療後に後悔することになりかねません。
そこで、治療方法の選択の際に大きな手助けになるものが3Dシミュレーションです。
家を建てる時には、設計士さんは図面だけではなく、ミニチュアの完成予想模型を作って見せて頂けるはずです。
矯正治療においても、治療後の状態がわからないまま治療を始めることはとても不安があります。
そこで、お口の模型をデジタルスキャニングして、コンピューター上でデジタル模型を作り、歯を動かして治療予測模型を作れるのが3Dシミュレーションです。
この方の3Dモデルを作製します。
精巧なモデルです!!
実際には360°全方位からモデルを見ることが出来ます。
さて、
この方の治療は ①歯を抜く治療 ②歯を抜かない治療 の2つの選択肢があります。
それでは、まず①のシミュレーション!
犬歯の後ろの歯を上下左右4本抜いて、、
歯を動かします。(患者様にお見せするシミュレーションでは、歯の移動が動画になっております!)
治療後の予測です!
さて、次は歯を抜かない②のシミュレーション!
装置を着けて、、
治療後の予測です!!
このように、
治療前にかなり現実に近い矯正治療後の予測を確かめることができます。
ここで注意して見て頂きたいのが、
シュミレーション①と②の前歯の位置です。
歯を抜く場合は治療前より後方に、歯を抜かない場合は治療前より前方に移動しています。
治療方法によって、治療後の歯の位置は異なります!!!
どちらの治療方法が良いのかは、その方のお口もとの状態や歯槽骨の状態などからの慎重な判断が必要です。
シミュレーションはなくてはならないものではありませんが、
治療方法を決める判断において大きな手助けとなることは間違いないようです。
みなさんも矯正治療前に治療後の状態を良く理解し、納得してから治療開始致しましょう~♪
投稿者: