矯正治療について 上顎前突(出っ歯)②
2012.01.30更新
みなさんこんにちは、Drももです^^
全豪オープン、錦織選手カッコよすぎですね!!
私も高校時代に硬式テニスに所属しておりましたので、
(試合は全然勝てなかったのですが・・、楽しい思い出ばかりです^^)
この快挙には興奮をおぼえます。
ずっと男子では世界に通じる日本人のトッププレイヤーがいませんでしたから。
しかも技術的にも体力的にも発展途上であることを考えると・・
夢が夢でなくなる気がしてきます。
パワーをもらって、私もまた一歩ずつガンバリマス☆
さて、前回、成長期の骨格性上顎前突の治療についてお話ししました。
今回は永久歯列期の骨格性上顎前突、歯槽性の上顎前突の治療についてお話し致します。
永久歯列期では、下顎骨の前方成長を期待することは出来ません。
ですから、前に出ている上顎の前歯を後ろに下げる治療方法になります。
後ろに下げる治療方法は、大きく分けて2つあります。
①歯を抜く治療
犬歯の後ろにある小臼歯という歯を上顎の2本もしくは上顎の2本と下顎の2本で合計4本歯を抜く方法があります。
歯を抜くとスペースができますから、そこに向かって前歯全体を後ろに下げて出っ歯を治します。
2本抜くか4本抜くかは、前歯を下げる大きさで判断します。
口元の印象を大きく変化させることが出来るのが長所です。
<上顎前突 側方面図>
<上顎の犬歯の後ろの小臼歯を2本抜歯>
<抜歯空隙に向かって前歯を後ろに下げます>
<治療後 前歯が下がり、出っ歯が治っています☆>
②歯を抜かない治療
上顎の歯全体を後ろに下げて出っ歯を治療します。
治療としては困難ですが、ミニスクリューを併用し、数年前よりも比較的楽に治療が行えるようになりました。
永久歯を保存的に治療できることが長所です。
<上顎前突 側方面図>
<上顎の歯全体を後ろに下げて出っ歯を治しています☆>
治療方法が異なると、使用する装置や治療期間、仕上がりが異なってきます。
それぞれの治療方法について説明させて頂き、よくご理解を頂いたうえで治療方法を選択して頂きます。
ちなみに、
上のお写真の患者様は、
レントゲン写真を撮ってみると上顎の後ろの奥行きがありませんでしたので、
上顎の歯全体を後ろに下げる治療は現実的に困難でした。
治療期間や治療後の安定性などを考慮し、患者様とそのご家族様とよく相談しました上で小臼歯を抜歯して治療を行いました。
その方に必要な治療方法をしっかり提示できるのも、幅広い知識とそれに伴う数多くの治療経験を兼ね備えた矯正の専門歯科医師がなせる技だと思います。
治療後に別の治療方法があったことを知ったり、、
自分の思っていた仕上がりや治療期間ではなかった・・、
などということにならないよう当院では診断にも十分な準備をしております♪
どうぞご安心してご来院下さい☆
大田区 大森の矯正歯科/JR大森駅より徒歩2分/品川駅・大井町駅・蒲田駅からも至近/山王・馬込・大森・大井・上池台・池上・久が原・下丸子・糀谷より患者さん多数来院/舌側矯正・裏側矯正/インビザライン/小児矯正/ホワイトワイヤー/サファイアブラケット/初診相談無料・随時受付/phone:03(6423)1802/http://www.momo-kyousei.com
投稿者: